最近ニュースでキノコについて入っていて、なんでもそのキノコがスッゴク危険らしく気になったので調べてみました。
その名も「ドクツルタケ」、英語名で「デストロイング エンジェル」破壊する天使、あるいは殺しの天使。と言う名前だそうです。
もう名前を聞いた時点で恐ろしいですよね…それにしても英語名がカッコよ過ぎませんか!?
ドクツルダケとは
ハラタケ目テングダケ科テングダケ属のキノコで、おそらく日本で最も毒性が強く危険なキノコと言われているそうです。さらに毒キノコの多いテングタケ属の中でも、毒性の強さは群を抜いていて、一本食べれば確実に死ぬと言われています。数ある毒キノコの中でも、一本で命に関わるほどの毒性を持つものはそうは多くないそうです。
見た目と毒性
気高く純白のボディに、凛とした佇まい、一際目を引き、かわいらしいスタイルをしています。しかし、このキノコの通り名覚えています?「殺しの天使」ですよ。
その毒性は、食べたら消化器系の中毒が起き、腹痛、下痢、嘔吐、痙攣、ひきつけ、精神錯乱といった症状が出て、大体1日か2日で症状が治まるんですが…ここからです。油断大敵!
約1週間ほどすると、黄疸(おうだん)になり、血便が出たりで大変な事になります。
その時には、時すでに遅しで肝臓と腎臓、その細胞のほとんどが破壊されていて、病院に行っても手の打ちようがない状態で死を迎えてしまいます。
ドクツルタケ中毒から、運良く生還した人はむしろ、美味かったと証言しているみたいです。
分布・成長スピード
北半球一帯に分布で初夏から秋、広葉樹林および針葉樹林の地上に生えます。ただ発生環境を選ばず分布が広いことが恐ろしく、里山から深山まで森林内なら何処にでも普通に発生し、発生時期も梅雨時から秋遅くまでと長く、1日きのこ採りで山を歩けば、たいがい1本や2本は見かけるそうです。
しかもこの恐ろしいキノコが日本全国で増殖していて、埼玉の森林公園や群馬、山梨、長野にも生えていることが確認されました。
一晩で約15センチにまで成長します。
この成長スピードだと、これからの時期ドクツルタケを見かける機会が多くなって気そうですね。注意が必要です。
注意するには?
キノコ狩りをする際の注意は、「白いキノコは絶対食べない」ことだそうです。
毒キノコの特徴を知ることが重要です。素人鑑別での中毒原因が多く、知らない、自信がないキノコは絶対食べない!人のもあげないように注意です。
あとは、昔から言われている迷信を信じないようにしましょう。
- 柄が縦に裂ければ平気
- 地味目は食用、派手目は毒キノコ
- 虫に食われていれば平気
- ナスと煮たら平気
などいくつかありますが、全て間違っていますので信じないでください。
まとめ
この時期になってくると結構その辺にキノコが生えていることがあります。
よくお墓参りに行く霊園の原っぱのところに沢山のキノコが生えていました。
キノコ狩りをする際は、知らないキノコは食べない!が1番だと思います。
レジャーで行ってテンションが上がってしまい、なんとなくノリで「食べれるでしょ?」っと軽いノリで食べてしまうと命取りになります。
公園なんかでも目撃情報があるので、お子さんが誤飲・誤食をしないように注意しないといけないですね。
みなさんも気をつけましょう!