食べても、触れても危険!カエンタケ
皆さん毒キノコは意外と身近なところに生えているのご存じですか?
夏から秋にかけて広が葉樹林に群生する「カエンタケ」ってご存じですか?
とっても危険なもう毒キノコなんです。
カエンタケとは
上の写真のようなキノコなんですがっていうか毒キノコなんですが!
なんとこの毒キノコ食べるのはもちろん、触るだけで皮膚炎を起こしてしまうほど危険なキノコなんです。言わずともですが、食べたら死んでしまう可能性が高いです。
色は、真っ赤というかオレンジのような名前のように「火炎」みたいな感じです。
形は、根元から1センチほどの茎が何本か伸びていて細長い円柱状または棒状で、人指のような形をしています。
大きさは、高さ数センチ〜20センチ程度です。
毒性と症状
毒性は強く、食べても、触っても有害である。
症状は、食後30分前後で、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足のしびれなどの症状を起こします。2日後に消化器不全、小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもあります。
通常のキノコは触るだけで炎症は起きませんが、カエンタケの場合は強く掴むことにより、出てきた汁に触れてしまうと皮膚に炎症を起こし爛れてしまうことがあります。
分布
日本、中国、ジャワ島などと報告されています。
日本では、千葉県や山梨県など各地の公園や住宅街でも確認されており、注意を呼び掛けているニュースもちょくちょく目にします。
群馬県では発見し、食べてしまった人がなくなったと言う事例も発生している。
公園や住宅街なんて私たちからしたらとても短な場所ですし、子供や散歩中の犬、猫などのペットが触ってしまうかもしれないことを考えると恐ろしいですよね…
まとめ
キノコの素人判断は危険です。
猛毒じゃなくても、何かしらの体調不良が起きてしまったらタダでは済まない場合もあります。前の記事で書いた「ドクツルタケ」という猛毒キノコも日本では生えています。
食べた場合死に至るケースもあり、見かけても絶対に触らないよう注意が必要です。
毎年、全国各地で毒キノコによる食中毒が発生しており、キノコ狩りで食中毒を起こさないように次のことに注意しましょう。
- 確実に鑑定された食用キノコ以外は絶対に、採って食べないようにしましょう。
- 図鑑の写真や絵で勝手に鑑定しないようにしましょう。
- キノコは発生時期、場所などで形態が異なることがあります。
- キノコ狩りへは、キノコをよく知っている専門家と行きましょう。
- 毒キノコの簡単な見分け方はありません。
- 見慣れないキノコは絶対に食べないでください。
- 万が一、キノコを食べ体調が悪くなったら、すぐに医師の診察を受けましょう。
- 食用のキノコと確実に判断できないキノコは「採らない、食べない、売らない、あげない」を守ってください。
きのこ狩りに行く際は、十分に注意していきましょう