コアラって頭が悪いって知ってました?
この愛くるしい姿の生き物はコアラと言い、オーストラリアのみに生息する有袋類です。
コアラは体長80センチ、体重10キログラム程になり、まさにむいぐるみのような可愛らしさがありますがオスだけは気持ち悪い声で鳴き体も臭いんです(でも動物のオスは大体が臭いですよね)。
そしてコアラは樹上生の他あめ生活の全てを木の上で行います。
コアラの食性は特殊で、ユーカリという樹木の葉のみ食べているんですが、このユーカリには青酸と呼ばれる毒性が含まれており栄養もほとんどないため、ユーカリを好んで食べる動物なんて存在しません(コアラ以外)。
しかしコアラは2メートルにもなる長い盲腸と毎日20時間以上寝ることによりユーカリの毒を分解できます。
このように誰も食べないユーカリを選ぶことによりコアラは争うことなく食料を独占できるのです。
そんな素晴らしい進化を遂げたかのように思えるコアラですが、ユーカラを食べるという選択によりとんでもない境地に達してしまいました。
それは…アホの極みです!
コアラはユーカリという栄養のない毒性のある餌を食べているため、大切な脳みそに栄養が行き届いていません。
そのため、哺乳類の中で体重に対する脳みその割合が最も小さく、シワもありません。
もちろんですが彼らには知性がほとんどありまえん。毎日食べているユーカリですら枝ごとではなく、葉っぱだけを渡されると、もうそれが何かわかりません。
ユーカリを敷き詰めた部屋にコアラを放置すると餌を食べずに、餌に囲まれながら餓死します。
コアラにできるのは毒を食べてほぼ1日を気絶したように眠り、目を覚ましたかと思えば糞をして、たまに気色悪い声で鳴き叫ぶだけです。
さらに、コアラは樹上生のくせに頻繁に木から落ちて、頭を強打します。
それが、可愛さと頭の悪さを極めた生き物『コアラ』です。