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気をつけたい、毒性の食品 第2弾

前にも書いた「毒性の食品」の第2弾になります。

もしよかったら前の記事も読んでください。

 

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調べてみると身近には、まだまだ毒性がある食品がありますので、書いていきます。

 

ハチミツ

ハチミツには人間の体内では生成できない必須アミノ酸などの栄養素が多く含まれていおり、同時に、ピロリジジンアルカロイドという毒素が存在する場合もあります。

ピロリジジンアルカロイドは植物が生成する毒素で、それらの植物の花から集められたハチミツに毒素が移行している可能性があるんです。しかし、一定量内であれば中毒リスクが少なく、また、ピロリジジンアルカロイドを含むことが多いとされる特定の植物だけからハチミツを集めることは控え、多くの植物のハチミツをブレンドするように養蜂業へ指導がでているので、日常の食生活での心配はないんです。

それ以外にも、ハチミツにはボツリヌス菌が混入していることがあり、ボツリヌス症という神経系に影響を与える中毒を起こします。大人の場合は少量を体内に入れてしまっても問題はないんですが、乳児は消化器官が未熟なので体内にボツリヌス菌が侵入すると乳児ボツリヌス症のリスクが高まる。

ボツリヌス菌は熱に強いので、とくに12ヶ月未満の乳児には、ハチミツそのものはもちろん、ハチミツを含む食品をあげないようにしましょう。

       

アーモンド

アーモンドにはいくつかの種類があります。

大きく分けると「スイートアーモンド」と「ビターアーモンド」に分けられます。スイートアーモンドはビターアーモンドの異種で、人間の摂取に向いているが、ビターアーモンドはそのまま食べるのではなく、おもに抽出物を作るために使用されています。

このビターアーモンドは生の状態ではアミグダリンという毒素を含み、食べると毒素が体内でシアン化水素などのいくつかの化合物に分解され中毒を引き起こします。

毒素を取り除くためには熱処理が必要ですが、その安全性の確認についてはまだまだ研究段階といえます。そのため、ビターアーモンドは避けるのが賢明です。

      

貝類

貝類を食べて食中毒になるケースは比較的頻繁に発生しています。その原因はノロウイルスなどだけではなく、貝毒という場合も多くあります。

貝毒はマヒ性の毒で、牡蠣、ホタテガイ、アサリなどの二枚貝が餌としてある種の植物プランクトンを食べることで生成されます。毒性が強いので要注意です。

ノロウイルスなどは熱に弱いが、貝毒は加熱によって毒性が失われることはなく、 商品として出荷、市販される貝には規制がかけられているので貝毒の心配はありません。

潮干狩りなどで自分で貝を取る場合は注意が必要です。ただし、毒化した貝類がどれであるか外見からの見極めはできないのです。また、キンシバイという巻貝があり、食用に売られていることはないが、フグ毒とおなじテトロドトキシンが入っているので潮干狩りの際は注意しましょう。

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インゲン豆

インゲン豆は、生で食べると中毒を起こす可能性があります。

豆類には、天然の殺虫剤として機能するタンパク質であるレクチンが含まれています。そのため、生で大量に摂取するとレクチンが消化器系の細胞の表面に結合し、吐き気、下痢、嘔吐などの症状を引き起こすことがあります。

少量なら問題はないんですが、食べるときは完全に火を通して食することがおすすめします。これは、インゲン豆だけでなく、エンドウ豆などのほかの食用の豆にも共通して言えることです。

また、エンドウ豆に似たスイートピーの豆はマメ科レンリソウ属で、毒性があり、食用ではないので注意です。

      

マグロ

マグロなどの大型の魚は水銀中毒の危険があるので食べる頻度を考える必要があります。魚の水銀汚染は、工場などから自然環境に放出されてしまった水銀が天然のバクテリアにより吸収され、メチル水銀となって食物連鎖に入ることで起こります。

バクテリアを小さな魚が食べ、その小さな魚を大きな魚が食べるため、マグロなどの大型魚になると体内の水銀濃度が高くなっていきます。

体重に応じて個人が摂取してもよいマグロの頻度を発表しており、それによれば、体重50キロくらいの人の場合は約2週間、つまり、1ヶ月に2回程度が参考摂取頻度となっている。体重の軽い子供の場合は2ヶ月に1度などと推奨頻度が変わるので、子供に多くツナ缶を与えている人は少し控えた方がいいかもしれません。

また、妊婦の場合、ツナ缶の摂取は頻度を守れば問題ないが、新鮮であってもマグロステーキは避けることが推奨されています。

魚を積極的に食生活に取り入れている場合は大型魚ではなく、サケやニシン、イワシなどに置き換えることがおすすめです。

             

 

ナツメグ

ホリデーシーズンになるとデザートによく使われる香辛料のナツメグも、毒性があるので多くを摂取するのを避けたい食品です。

ナツメグには、気分を高揚させる薬物を使ったときのような「ハイ」になる化学物質ミリスチシンが含まれており、短時間だが、見当識障害、幻覚、過度の興奮などの精神病症状を引き起こす可能性がある。

イリノイ州毒物センターの研究では、粉末状になったナツメグ小さじ2杯程度で中毒を起こし、あまりに過剰な摂取は臓器不全につながる可能性もあるということです。

しかし、ナツメグを使ったほとんどのクッキングレシピでは小さじ1/4から1/2程度しか使っておらず、また、出来上がった料理全部を一人で一気に食べることはほぼないと考えられるので、日常的に使用しても問題とはならない。

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